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新年明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。 本年もよろしくお願いいたします。 話変わって、男たちの大和観てきました。 久しぶりに大作を見たという感じですね。 たしかに、アレなら誰が見ても大半の人は泣けると思います。 俺みたいな歴史をかじってる人間くらいかな、違う視点から見てるのは。 ちょっと、史実との食い違いや技術的、物理的に無理があるだろって所は多々ありましたねw まず、大和の被害でもっとも致命的だったのは緒戦のドーントレスによる急降下爆撃。 日本兵から観たら温降下爆撃に見えますが米はアレが急降下らしいw 99式の急降下角度は80度近いですからね。比べたらいかんってことですかね。 話がそれましたがドーントレスの爆撃により甲板の対空兵装があらかた潰されそれによりアベンジャーの接近を用意に許してしまったために多数の魚雷を受け沈没にいたったという経緯であり沈没間際まで対空陣があそこまでほぼ無傷であったということは考えにくい。 また、被弾による破口があちらこちらにあったはずでありあんなに容易に行き来できるはずしない。 いくら対46サンチ防御とはいえ無防備の上甲板に250キロ爆弾の直撃を受けて内部はともかく上部構造物は無茶苦茶になるはずだからである。 また、傾斜する大和の甲板が猛烈な爆撃を受けた割に綺麗過ぎるというのも解せない。破口に引っかかり腹が破れて内臓が腹から飛び出たりするという現象も実際には見られたはずである。 それに、命令書には作戦名もなにも書かれておらず、参謀も作戦名を一切口にしていない。これも当然におかしな点である。 本来大和の水上特攻は菊水一号作戦と連動して行われた天一号作戦というのが正式な作戦名のはずであり作戦命令を発令する上で作戦名を述べるのは当然のことである。また、乗り上げて固定砲台にというのはそれくらいの覚悟が・・・ということであり実際はそのような命令ではなかったと記憶している。 作戦はあくまでも敵の壊滅であり燃料が2000トンしか割り当てが無いため往路しか燃料がないのでそれがさも作戦であるかのような錯覚に陥るが実際は乗り上げて砲台に・・・というのは個人的な発言であったと記憶している。 さらに、片道燃料しか積んでいないというのは大嘘で割り当てられたのは二千トンの重油であり計算上は片道分であるがポンプでは吸い出せないタンクの底に貯まるいわゆる帳簿外の重油というものがありその帳簿外の重油を手押しポンプ等でくみ上げて残りの2千トンを確保し往復分の4千トンを確保した。 往復分の燃料を積んで大和が出撃した事は連合艦隊参謀小林儀作海軍大佐の個人的な活動であったということを特筆しておく。 しかし、この事実を大和上層部ならいざ知らず一般の下士官・兵や下級仕官は知らされていなかったという可能性の方が高いのでここでは無視する。もっとも片道燃料しか積んでいないという事実もしらなかった可能性も無くは無いが。 さらに物理的な問題であるが大和の排水量は満載時72809トンでありこれだけの質量の物体が舵を切ってから効き始めるまで相当の時間がかかる。 当然慣性の法則が働くためであるのと大和の推進器は四軸推進であり舵も独特の形状ゆえ多少癖があり効き始めるまで数分の時間がかかった。 当然、舵取りを下命してからあんなにすぐに舵が効き始めるわけが無く不可能な機動といわざる終えない。 が・・映画ということもありその間の数分はカットされていると勝手に強引に解釈することにする。 1機の直援機も出ないとされているがこれまた史実とは異なる。実際天一号作戦では艦隊には2個航空隊が直援に当たっている。 また、大和からは零式水上観測機を矢矧からは零式水上偵察機を射出し哨戒飛行後本土に帰還させている。 零観や零水偵は格闘戦ならワイルドキャット等とも渡り合え直援の代わりにはなったはずである。当然、数に押されて撃墜されるのは目に見えているが・・・ 直援0というのは間違いである。 その他、数え上げればきりが無いくらいの細かい突っ込みどころはあったが基本的には史実にそっており内容的にもしっかりしていて実に面白い作品であったと思う。 パールハーバーのように史実通りのところを探す方が難しい歴史映画としても恋愛映画としてもいまいちのC級映画とはまるで正反対のすばらしい作品であろう。 最後にまめ知識として、大和の九四式四〇サンチ三連砲塔は一基2,774トンあり駆逐艦一隻に相当する。これを正確に先回させるのは至難の業でありこの1ミリも狂いの許されない技術は今では回転する展望レストラン等に応用されている。 当時画期的だったバルバスバウは現在ではごく普通の客船などにも当たり前に使われている。大和という世最強最大の戦艦を作った技術は間違いなく日本の基礎造船技術を引き上げて多くの大型船舶の造船に応用されている。 また、われわれが何気なく使っているもの、普段の生活で触れているものは元々軍事技術であったものがほとんどである。われわれの生活には大和で満ち溢れているのである。 |